- 県政の動き
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明治用水 頭首工での漏水事故
令和4年6月
明治用水 頭首工での漏水事故
5月17日、矢作川から明治用水に、農業用水・工業用水・水道用水を取水するための施設「明治用水頭首工」(豊田市)で、頭首工の上流側の川底が陥没し、河川の水が下流側に流れ出る漏水事故が発生しました。
頭首工は、河川の水を堰止めして水位を保ち用水路に取水する構造で、堰の上流側の土砂に覆われた川底がえぐられて穴が開き、水がコンクリート製の堰の地下を通り抜けて下流に大量に流出したために、水位が下がり取水できない状態になりました。
県から、施設を所管する農林水産省東海農政局に緊急対応要請を行い、近隣河川からの振替給水、近隣浄水場からの応援給水、応急ポンプ約150台の設置などにより、6月下旬段階で、通常の約75%の取水状態を確保しています。
詳しい原因調査には時間を要しますが、頭首工は1958年完成であり、インフラの老朽化が主要因と考えられ、今後の教訓にしなければなりません。
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